投稿日: 2017.04.14 16:40
更新日: 2017.04.14 17:35
更新日: 2017.04.14 17:35
レッドブルF1、トップ2チームへの追い上げを目論みるも現状では具体的な解決策なし
AUTOSPORTweb
Translation: Yasuo Miyake/AKARAG
もはや“シャシーの王者”ではなくなったレッドブル
新たな空力規定により、2017年シーズンはこの分野で実績のあるレッドブルが活躍するだろうというのが大方の予想だった。しかしリカルドは、V6ハイブリッド・ターボエンジンの登場以来、チームはずっと追い上げのための作業を続けていると、くぎを刺す。また以前はレッドブルが優位にいたシャシーの領域でも、ライバルチームが追い付きつつあるとして、次のように述べている。
「エイドリアン・ニューウェイは間違いなく一流だが、最近ではフェラーリやメルセデスなどのトップチームも優秀なテクニカル部門を抱えている。僕らには高い開発能力があり、昨シーズンは特にその部分が優れていた。けれども優勢な状態で(シーズンを)スタートできなかったことは、強みではなく弱点だ」
「残念なことだが僕がチームに入って以来、シーズンの初めはいつも追い上げ作業に時間を費やしている」
チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、レッドブルは「こうした状況になることはオフシーズンテストでわかっていた」としており、解決策を探り出すまでの間は、現状から最大限の力を引き出すべく努力するしかないと言う。
「もちろん優勝争いができる位置にいたい。でもそれが無理なら、うまく付き合いながら現状を最大限に生かす努力をするしかない。それこそ、僕らがやっていることだ。(うまくいかない)原因が何か、どうなっているのかがわかっていれば、もう上位に返り咲いているよ」
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