F1とともに歴史を重ねてきたシルバーストン・サーキットを舞台に行われた2024年第12戦イギリスGPは、目まぐるしく変わる天候のなか、イギリス出身のルイス・ハミルトン(メルセデス)が2年半ぶりの勝利を飾りました。
今回はメルセデス、マクラーレン、レッドブルのマックス・フェルスタッペンによる三つ巴の戦い、2位争いの明暗を分けたノリスのタイヤ交換とそれに至る決断のプロセス、ハミルトンの945日ぶりの優勝について、元F1ドライバーでホンダの若手ドライバー育成を担当する中野信治氏が独自の視点で綴ります。