タイヤを自在に活用できれば、メルセデスは『W08』の全ポテンシャルをいかなる状況下でも発揮できるようになると、ハミルトンは考えている。
「マシンの出来が良いことは確かだ。ただ、決勝レースでタイヤをどう使うかにかかっている。特に気温が少し高めのときにね。でも(バーレーンGPでも)暑くはなく、どちらかと言えばかなり涼しかった。それが大きな疑問なんだ」
メルセデスのパフォーマンスは、燃料の積載量にも特に左右されるようだ。この問題に関して、ハミルトンはこう述べている。
「(レース)序盤は、マシンは大きくて重い塊のようで……そう、グリップの感触はまったく良いものではなく、よく滑っていた。その後、マシンが徐々に軽くなってくると、調子が良くなっていった。最後に新品タイヤに交換したら、まるで新しいブーツを履いたようで、予選のときのように動きが鋭くなった」
「どのみち、そこにポイントがあるんだと思うよ」