投稿日: 2024.09.10 13:48
【松田次生のF1目線】レッドブルが失速しているうちに、マクラーレンは確実にワンツーを獲りにいくべき
Tsugio Matsuda
フォーミュラ・ニッポンの元チャンピオンで、2024年シーズンはリアライズコーポレーション ADVAN ZでスーパーGT GT500クラスを戦い、全日本スーパーフォーミュラ選手権ではKids com Team KCMGのチームアンバサダーを務める松田次生が、F1について語る連載企画『松田次生のF1目線』。今回は2024年第15戦オランダGP、第16戦イタリアGPを振り返ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・
モンツァでのフェラーリは戦えるクルマでしたね。予選では僅差のトップ集団のなかにいましたし、決勝でのタイヤのデグラデーション(性能劣化)も少なかったです。中盤以降、シャルル・ルクレール(フェラーリ)はなかなかピットに入らないなあと思いましたが、まさか1ストップとは。
ダウンフォースを削るセットアップは、コーナーでは滑りやすくなるのでデグラデーションは大きくなる方向なんですが、それをメカニカルグリップが補った可能性がありますね。コーナーが少ないというレイアウトにも助けられたかもしれません。