フェラーリのシニアパフォーマンスエンジニア兼ドライバーコーチであるジョック・クリアは、F1の現在の新人世代がなぜこのスポーツにこれほど大きな影響を与えているのかについて、自身の考えを明かした。クリアは、オリバー・ベアマンやフランコ・コラピントのような才能あるドライバーがこれほどすぐにパフォーマンスを出せる主な理由は、シミュレーター技術の進歩と、ジュニアフォーミュラとF1の連携にあると指摘している。
ベアマンはまだ18歳だが、今シーズン初めの第2戦サウジアラビアGPにカルロス・サインツ(フェラーリ)の代役として出場し、予選11番手につけ、レースを7位でフィニッシュした。一方、21歳でアルゼンチン出身のコラピントは、先月の第16戦イタリアGPにローガン・サージェント(ウイリアムズ)に代わって出場し、その次のアゼルバイジャンGPで初ポイントを獲得した。