引退したニコ・ロズベルグの後任として2017年からハミルトンのチームメイトとなったボッタスは、メルセデスがチームオーダーを行使する必要性はないという意見に同意しており、こう語っている。
「僕はチームオーダーは必要ないと思うから、それについての話し合いはしてこなかった。このチームは今まで一度もドライバーにナンバーワン、ツーといった格付けを設けたことはないし、今後もその予定はない」
「チームはいつでも、両方のドライバーに公平なチャンスを与えようとしてきた。過去3年間は2番目に速いチームとの差が大きかったが、今はあらゆる細かいことがポイントを失うきっかけになる」
ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方をフェラーリがリードしているものの、ボッタスはメルセデスがそのアプローチを変えて、ひとりのドライバーのナンバーワン扱いすることはないと考えている。
「違う戦略が取られたり、ルイスが僕の後ろで動けなかったり、何らかの理由でレース中の僕に問題があったら、そのときは進路を譲るだろうね」
「僕らはチームのためにやっているわけだし、目標はチームに最大限のポイントをもたらすことだ。僕はいつでもチームプレイヤーだったけど、今後チームオーダーが出されて僕とルイスの間に何が起こるかについては、わからないよ」
「チームは今季、より慎重に、そしてさらに賢くならなければならない。僕はレースで、可能なかぎりのポイントを積み重ねていくよ」