「どうやって計算したかを聞いたよ。フルパワーモードで性能を発揮したときの速いラップを、すべてカウントしないって。そんな方法で計算なんかできない」
「チームとしては、最終的にどこを改善しなければならないかはわかっている。シャシーとエンジンの両方だ。(0.3秒より)差が大きいことは間違いないと言えるよ」
チームメイトのダニエル・リカルドも同意見であり、「賭けてもいい」とまで言う。
一方でフォース・インディアのセルジオ・ペレスは、フェラーリとルノーはメルセデスに追いついたと考えている。ロシアGPの予選で11番手となったトロロッソのカルロス・サインツJr.は、FIAの見解とペレスの意見を見て「笑いそうになった」と話す。
「トップ3エンジン同士の差は0.3秒以内だとFIAが発表したというニュースを見て、笑いながらツイッターにコメントを書きそうになったよ。それに対してペレスは『本当だ、そのとおりだ』なんて言うんだ」
「思わず笑いそうになったよ。マックスも同じだったと思うよ」
「僕らは進歩を遂げているし、ルノーも改善した。そうでなければ、(ニコ)ヒュルケンベルグはいまのポジションにつけられていないはずだ。でもメルセデスと比較して、0.5秒以下の差ということは絶対にない。特に予選ではね」
「レースでは悪くないけれど、予選でのメルセデスエンジンは、0.5秒かそれ以上のアドバンテージがあるよ」