投稿日: 2024.11.18 08:40
更新日: 2024.11.18 08:43
更新日: 2024.11.18 08:43
F1コラム:犯罪多発地域でのグランプリにおける対策。サンパウロは多数の警官配備も、今年も事件が発生
Peter Nygaard
ベテランモータースポーツジャーナリスト、ピーター・ナイガード氏が、F1で起こるさまざまな出来事、サーキットで目にしたエピソード等について、幅広い知見を反映させて記す連載コラム。今回は、ブラジルGPの舞台サンパウロの治安情勢をテーマに取り上げた。
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今年のF1サンパウロGPは、雨の影響で混乱した週末になった。レースコンディションは危険だったという人もいるが、そんななかでドライバーからひとりも怪我人が出なかったのは、現代F1の安全性が非常に高い証といえるだろう。
インテルラゴスを訪れる人々にとって、“安全性”というキーワードは、コース上だけに関連するものではない。むしろ、サーキット周辺の地域、人口約3500万人の都市サンパウロの治安が問題視されている。