投稿日: 2017.05.02 07:00
更新日: 2017.05.16 08:22
更新日: 2017.05.16 08:22
ベッテルのプレッシャーを凌ぎ切り、ドライバーズ・レースを制したボッタスの精神力【今宮純の視点】
Jun Imamiya
終盤、最後のピンチは周回遅れが現れたとき。自分が手間取りロスしても、相手だってロスする。1秒以内にベッテルがラストスパートをかけてくると、そこにウイリアムズのマッサがいた。昨年までのチームメイトが背後に迫り、ベッテルが来ていることも、ピット側は無線で伝えた(はずだ)。
そこでベテランのマッサが何を思ったかは分からない。2コーナーでボッタスを行かせ、ベッテルはその先で行かせた。これもドライバーズ・レースのエンディングの一コマ、0.760秒差が0.617秒差に変わり、ボッタスのためにチェッカーが振られた。
ケケ・ロズベルグ49戦目、ミカ・ハッキネン96戦目、ライコネン36戦目、ヘイキ・コバライネン28戦目。“フライング・フィン”5人目ボッタスは81戦目、先輩ミカより早かった。