ハミルトンとロズベルグは、もともとカート時代からジュニアのシングルシーター時代を通して親友といえる間柄だった。しかし、メルセデスのチームメイトとしてコース上で度重なるクラッシュが起きたことから、2人の関係はより張り詰めたものに変わっていったといえる。
メルセデスF1チームの代表トト・ウォルフは、今シーズン中ボッタスとハミルトンの間に激しい争いが起きると予想してはいるが、2人の力学はこの数年チームが耐えてきたものとはまったく違うと主張した。
「私は、どちらかのドライバーが何かを言い出したら、言い争いに発展したかもしれないと思っている」
「ルイスはひどい週末を過ごしたし、我々はマシンとドライバーとタイヤの問題の原因究明をする必要がある」
「2人の関係性は損なわれていないよ。ルイスはバルテリの初優勝をいち早く祝福したひとりだし、そのことは彼らが互いに尊敬し合っていることを示していると思う」
「そうは言うものの、彼らが手ごわいライバル同士であることには変わりはない」
「2人ともレースに勝ち、タイトルを狙って戦いたいと思っている。だがそのことが、昨年のニコとルイスのときと同じように2人の関係とチーム内の力学に影響するとは思っていない」
「2人の関係はまったく異なるものなんだ」