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投稿日: 2017.05.04 11:00
更新日: 2017.11.07 11:57

今宮純によるF1ロシアGP採点:過小評価を覆したボッタスのハングリー精神


F1 | 今宮純によるF1ロシアGP採点:過小評価を覆したボッタスのハングリー精神

☆3 エステバン・オコン
 公式には残らないQ1の6位に驚かされた。初めてペレスに大差、だがQ3ではそのQ1タイムを上げられず10位。

連続入賞中のエステバン・オコン
連続入賞中のエステバン・オコン

 自己ベスト・グリッドから自己ベスト・リザルト7位入賞。レースごとにタイヤ・ケアが進歩、開幕からダブル入賞100%でチーム合計31点。早くも昨年のほぼ4倍だ。

☆3 マックス・フェルスタッペン
 ボッタスだけでなく彼もスタートを決め、マッサとダニエル・リカルドをかわしている。抜群のダッシュ成功率。

 すくい取った5位を堅持、ドライバーズ・ランキングでもライコネンに14点差の5位。リカルドを13点リードし次のF1スペインGPからレッドブル2年目が始まる。

☆3 カルロス・サインツJr.
 3グリッドダウンの14位ながら10位入賞を勝ちとった。金曜はグリップを引き出せずにいたがセッティング変更、今年は二日目に着実に改善してくる。マシン理解度を高め頭脳派ドライバーに進化しつつある。

☆4 キミ・ライコネン

キミ・ライコネン、今季初表彰台
キミ・ライコネン、今季初表彰台

 勝利数の2倍以上、PPの約3倍も最速ラップを獲っている。今年4戦で2回目、通算45回は1位ミハエル・シューマッハーの77回に次ぐ2位、アラン・プロストの41回を超える。 

 SF70Hのポテンシャルを気に入っているのは、この最速ラップ獲得率から解る。ソチでは直角ターンのセクター3で常に最速、一定リズムを保ちスイスイっと流れるようなコーナー・ワーク。

「フロントの入りが……」とそればかりよく取沙汰されるが、その気配は感じられない。0.059秒差でPPを逃した2位は15年イタリアGP以来。

 仮説として、もし奇数列グリッド3位であったらどうなったか……、フェラーリ1-2の可能性も?


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