4年目の角田裕毅は、名前と体制が新しくなったチームとともに戦うシーズンとなった。2023年までスクーデリア・アルファタウリという名前だったイタリア・ファエンツァに本拠地を置くチームは、2024年に大きく変革した。チーム名がビザ・キャッシュアップRB F1チームとなった新チームを指揮するのは、フェラーリから移籍してきたローラン・メキース代表。その新代表が2024年に向けて獲得した大物エンジニアのひとりに、レーシングディレクターのアラン・パーメインがいる。
パーメインは2023年の夏までアルピーヌでトラックサイドエンジニアのトップとして現場で技術陣を統率していただけでなく、チームの前身であるルノー時代にはフェルナンド・アロンソと共にチャンピオンを獲得した経験を持つ著名なエンジニアだ。そのパーメインがRBに加入してから、角田との仕事でうれしい驚きがいくつもあったという。