2024年のF1は史上初めて全ドライバーが前年と同じ顔ぶれとなった。それから1年後の2025年は一転してフレッシュなドライバーたちがエントリーリストに載った。
開幕戦のオーストラリアGPがF1デビュー戦となったのは3人。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)だ。
すでにF1にデビューしているものの、レギュラードライバーとしてフル参戦するのが今年初めてというルーキーシーズンを送ろうとしているドライバーも3人いる。リアム・ローソン(レッドブル)、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、オリバー・ベアマン(ハース)だ。
そこで今年はグランプリごとにルーキーの戦いぶりに焦点を当てていこうと思う。1回目の今回は開幕戦でルーキーたちが苦しい戦いを強いられた要因を検証したい。