2025年F1第3戦日本GPのフリー走行3回目が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。角田裕毅(レッドブル)は9番手だった。
このセッションは、予選と決勝の前に行われる最後のフリー走行だ。金曜日のFP2では4度の赤旗中断があったため、走行プログラムを完全に終えることができなかったチームもいるはずなので、この最後のフリー走行は是が非でも走りたいところだろう。
午前11時半にセッションがスタート。FP2で大きなクラッシュを喫したジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)もコースに出ている。
だが開始6分過ぎ、スプーンの手前のあたりでコース脇の芝生が燃えたため、セッションは赤旗中断となった。消火活動を行い、FP3は残り46分のところから再開。多くのマシンがハードタイヤかミディアムタイヤのなか、ソフトタイヤのノリスが1分29秒457でトップに立つと、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がノリスを0.350秒上回る1分29秒107を記録。チームメイトのルイス・ハミルトンも1分29秒272で2番手に続いた。
さらにタイムは上がっていき、ピアストリが1分28秒768、ルクレールも1分28秒783をマーク。角田は2セット目のハードタイヤを投入し1分29秒459で5番手につけた。
セッション中盤から後半にかけて、各車ロングランに取り組んでいた。そんななかユーズドのソフトを履いたラッセルが1分28秒385でトップに浮上。まだまだタイムは上がっていくようだ。角田も後半になってからソフトを投入し、1分28秒785という5番手タイムを記録。さらにピアストリが1分27秒991と、昨年の日本GPのポールポジションタイムを上回った。
終盤は各車ソフトタイヤを投入し、予選に向けた最後の練習を行う。トップタイムを記録したのはノリスで、タイムは1分27秒965。しかし残り時間6分を切ったところで、130Rの入口で再びコース脇の芝生から出火し、セッションは再び赤旗中断に。結局このままFP3は終了し、トップ3はノリス、ピアストリ、ラッセルという並びになっている。