マクラーレンのオスカー・ピアストリが2位のジョージ・ラッセル(メルセデス)に15秒以上の差をつけてポール・トゥ・ウインを飾った2025年F1第4戦バーレーンGP。3位には正しいポジションからスタートしていなかったとして、レース中に5秒ペナルティを受けていたランド・ノリスがラッセルから約1秒差で続いた。その結果だけを見れば、マクラーレンの圧勝劇のように思えるレースだが、じつはラッセルは手負いのマシンで掴み取った2位だった。
このレースでラッセルは、数多くの電気系トラブルに悩まされていた。そのひとつがDRSのトラブルだった。レース中、ラッセルは誤ってDRSを作動させてしまい、レース後に調査を受けたが、作動後にすぐにフラップを閉じてスロットルを戻していたため、処分は科されなかった。