「F1では22~24人の世界ベストレベルのドライバーたちを走らせるべきだ」とブラウン。
「商業的な考慮がなされる場合があるため、我々は必ずしもそうはできずにいる」
「これは複雑な問題だ。本来ならチームを商業的な考慮をしなくてもいい立場に置く必要がある。そうすればチームは見つけてきたドライバーの中で一番実力のある者と契約するという判断を下せる」
■「短期間で大きな変革は起こらない」
リバティ・メディアがオーナーになったことで、F1の分配金の構造が変更され、大規模チームに有利な条件が適用される状況がなくなることが期待されているが、ブラウンはこれは長期的なプロジェクトになると述べている。
「F1において、我々が考え出したことによって突然大改造が行われ、すべてが良くなる、というような変革は起こらない」とブラウンは語った。
「変革は絶え間のないプロセスになる」
「F1が変わるべき方向性を本当に我々が理解するまで、大きな変更を行うことはしない。それはリスクが高すぎる」
ブラウンは以前、非選手権レースの開催など変更案を検討する可能性を示唆していたが、グランプリの形式自体を全面的に見直すことについては消極的な姿勢をとっている。
「現代の技術があれば、F1を人々が観たい形式にパッケージ化できる」とブラウンは語った。
「1時間40分から45分がレースに最適の時間だろう」