バトンはブラウンGP在籍時の2009年にモナコで優勝を果たしている。ニールは以下のように付け加えた。
「モナコはおそらく他のサーキットよりも、ドライバーの貢献度が結果に比例するコースなんだ。彼はそのことをよく知っているし、ここでは大きな成功を収めていて、良いレーサーでもある」
「モナコでは何が起きてもおかしくない。しっかりと準備をし、チャンピオン経験者を乗せることで、事態を望む方向へと導くことができる」
バトンはここ数カ月は主にトライアスロンに集中しており、今シーズンはそれ以外にもたくさんのことに関心を抱いていることを、ニールは承知している。
「ジェンソンは競争心の強い男で、ランニングやサイクリング、水泳、レースなど、何であっても負けず嫌いな性分だ。彼はこれまで懸命にレースに取り組んできたのだし、ドライバーは若いころに多くの時間をレースに費やしている。レース以外にやりたいことを楽しまない理由などない」
「私はそういったことを完璧に理解している。カリフォルニアで遊んでいるよりも悪いことなんて、いくらでもある。しかし結局、本質的に彼はレーサーだ。彼が戻ってくることは素敵なことだよ」