投稿日: 2017.05.26 16:00
更新日: 2017.05.26 19:39
更新日: 2017.05.26 19:39
F1 Topic:日本人ドライバー、ギヤボックス供給問題などザウバー・ホンダに関する3つの疑問
Masahiro Owari
もうひとつは、ザウバーとの契約は単にパワーユニット供給だけなのかという点だ。というのも、今回の契約にあたり、ザウバーはモニシャ・カルテンボーン代表、テクニカルディレクターのヨルグ・ザンダーをはじめ、数名のエンジニアが栃木県さくら市にある研究所『HRD Sakura』を訪れているからだ。単なるカスタマーチームがエンジンメーカーの本丸に入ることは異例中の異例だ。
![栃木県さくら市にある研究所『HRD Sakura』](https://cdn-image.as-web.jp/2017/05/26040952/IMG_9568-267x200.jpg)
この点について、山本部長は「ザウバーの施設でホンダのクルマの開発を手伝うとカルテンボーン代表は言っています」と、より踏み込んだ関係を築こうとしていることを認めた。ただし、それはF1以外の分野での話だ。
「例えば、ザウバーのファクトリーで日本のGTレース用の部品を作る可能性もあるということです。ホンダもHRD Sakuraに100%の風洞があり、GTマシンの空力をやっているんですが、ザウバーの施設を使ってみてはどうかということです。具体的な話はこれからです」
■日本人ドライバーの可能性