「こうした手続きをすべて踏んだというのに、最後になって正しくないと言い出して処罰するとはね」
「どうやって自分たちが合法だと知ればいいんだ?私にはわからないね。我々は車検に合格したが、私にとって車検はもはや意味がない」
「前例になってしまったのは重大なことだよ。とても重大だ」
フォース・インディアのCOOであるオットマー・サフナウアーは、今後チームはこの件をストラテジー・グループのミーティングでとりあげるつもりだと語った。

「次のミーティングで必ず議題に挙げるだろう」とサフナウアー。
「だが、我々が集中したのはカーナンバーを彼らが求める通りに直すことで、それはやり終えた」
「より大きな疑問は、他のことについてもこういうことは起こるのか?ということだ」
裁定に不満があったのに異議申し立てをしていないと指摘されサフナウアーは次のように答えた。
「そうすることもできたが、考慮すべきなのは、これはたかがカーナンバーだということだ。他の件だったら異議申し立てをするのが正しかったかもしれない」
「だが、一番簡単なのはカーナンバーを直して先に進むことだった」
「それに良かったのは執行猶予付きの罰金だったことだ。だから異議を申し立てても得るものがない。もし25,000ユーロの罰金を猶予なしに科されるということだったら、申し立てをしただろう」