■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 予選=3位
今週末、僕らは苦戦している。FP1はうまくいって、滑り出しはよかったけれど、FP2でのセットアップで方向性を見失った。そして予選でも1ラップをうまくまとめることに苦労した。(タイヤの)温度を上げて、マシンの正しいバランスを見つけ、いい感触を得るのに、2周か3周かかるんだ。
今日はかなり接戦ではあったが、ここではフェラーリの方が優勢だと思う。今日の予選では強力だった。

もちろんフロントロウからスタートできればよかったが、3番グリッドからでも不可能なことは何もない。このサーキットはオーバーテイクが難しいけれど、いろいろなチャンスが訪れるレースでもある。モナコでは何が起きてもおかしくない。レースは明日だ。
(予選トップ3記者会見において苦戦の原因を聞かれ)フロントとリヤのタイヤを同時に最適な温度まで持っていくことができず、すべてのタイヤを温めるのに2周から3周かかってしまう。それが問題なんだけど、さらにプラクティスでセットアップにも問題を抱え、苦しむことになった。
でも、マシンの感触は予選で一番よくなった。まだ少し難しい部分もあるけれどね。それでもフェラーリの方が乗りやすそうだ。
マックス・フェルスタッペン 予選=4位
Q3の最後のファストラップが一番いい出来だったと思う。フロントのグリップに少し苦しんでいて、タイヤを自分の思うとおりに機能させることができずにいたけれど、最終的には上位からさほど離されずに済んだ。

もちろん、上位に近ければ近いだけいいが、あのラップはほぼ目いっぱいのものだったと思う。フェラーリは週末を通して好調だった。でも(バルテリ・)ボッタスに間に入られてしまったのは残念だ。
明日はクリーンなスタートを決めて、いい戦略を使えば、上位争いに食い込めるはずだ。モナコは独特のサーキットで、レースの展開を予想しづらい。セーフティカー出動やレース中断がいつ起こるか分からないから、様子を見ていくよ。
タイヤの挙動に気を配り、正しいタイミングでピットストップを行いたい。トップ3についていければ、表彰台の可能性はある。でも明日はなにより、自分のレースに集中し、きちんと完走を果たしたい。モナコでの“のろい”(注:F1でまだ完走を果たせずにいる)を解きたいんだ。