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投稿日: 2016.05.01 01:22

分析:デグラデーションの小さいロシアGPで、真の実力差が明らかになる?


F1 | 分析:デグラデーションの小さいロシアGPで、真の実力差が明らかになる?

「すごく難しいよ」とボッタスは言う。「ほんの少しピットでフロントウイングを調整してコースに戻ると、前の周より急激にグリップレベルが上がっていて、調整が的外れになってしまったりするんだ」。

 ソチのコースでは、全般的にタイヤのデグラデーションが低い。むしろ大きな問題は、1周のフライングラップの間、タイヤの温度を適切に保つのが困難なことだ。典型的なパターンは、最初のフライングラップ前半ではフロントタイヤが十分に温まらず、続けて2周目に入るとフロントはずっと良くなるものの、今度はラップの後半でリヤタイヤがわずかにオーバーヒートし始める、というものだ。この傾向は、ダウンフォースを軽くしたクルマほど顕著に現れる。

「僕のアウトラップでコース上に止まったクルマがいて、バーチャルセーフティカーになったんだ。そのせいでアウトラップのペースが遅すぎた」と金曜日を振り返るボッタス。「結果として計測ラップのセクター1では、まだタイヤに熱が入らず、少しタイムロスがあった。セクター2と3は良かったんだけどね。そして次の周のセクター1は良かったものの、2と3はダメだった。アウトラップでしっかりタイヤを温めて、トラフィックにもぶつからなければ、なんとか1周はスーパーソフトを機能させられるかな、って感じだね」。

 ボッタスは計画どおりタイヤを使いこなし、予選3位を手に入れた。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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