AUTOSPORTweb / Translation: Michiyo Lim/AKARAG

 メルセデスから今年ウイリアムズに移籍した技術部門のボス、パディ・ロウは、ストロールが入賞を果たした瞬間、昨年までメルセデスで勝利を決めた時と同じぐらい興奮し、思わず表彰台に向かおうとしたほどだったと語っている。

 18歳のストロールは、苦戦続きだったシーズン序盤に対して批判を受けることは“おかしい”との見解を示していた。しかしそういったプレッシャーを吸収する彼の才能をクレアは称えた。

「彼は山のようなプレッシャーを抱えています。そのプレッシャーは彼自身から来ていると思います」とクレアは付け加えた。

「彼にはそれがプラスに働くのです。それがドライバーとしての彼を前進させています。とてもうまく対処していると思います」

「彼がまだ18歳だということを、皆忘れてはなりません。否定的な論評がなされてきましたが、彼は盛り返し続けています。つまり、立ち直る能力が優れているということです」

2017年F1第7戦カナダGP ランス・ストロール(ウイリアムズ)、母国で初入賞
2017年F1第7戦カナダGP ランス・ストロール(ウイリアムズ)、母国で初入賞

 オープニングラップでマッサがカルロス・サインツJr.に接触されてリタイアしたため、ウイリアムズはカナダでは2ポイントのみの加算となった。コンストラクターズ選手権5位を争うトロロッソはノーポイントに終わったが、ウイリアムズはこれを抜くことができず、6位にとどまっている。

 フォース・インディア勢はセルジオ・ペレスとエステバン・オコンがそれぞれ5位、6位でフィニッシュ、ウイリアムズは現在ランキング4位のフォース・インディアに49ポイントの差をつけられている。

「(マッサは)今回、表彰台を獲得する可能性があったかもしれません」とクレア。

「ですが、またもやポイントを失いました。失う必要がなかったものです」

「フォース・インディアが上位グループでレッドブルやフェラーリと争っていたのは素晴らしいことでした」
「よかったです。彼らはそれに値します。懸命に仕事に取り組んできたのですから」

「彼らとの差は今やかなり大きくなってしまいました。でもそれは彼らではなく私たちの落ち度です」

本日のレースクイーン

太田麻美おおたあさみ
2025年 / スーパーフォーミュラ
KDDIレースアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円