シンガポールは有名アーティストを招いて毎晩パフォーマンスを行うなど、コース外のエンターテイメント面でも優れているため、マレーシアは歯が立たなかったのだという。
ラザリは「東南アジアの二箇所で開催すると、F1を潰してしまう。交代で開催するほうがはるかにいいだろう」と付け加えた。
現在カレンダーにある開催会場のいくつかは、交互でのF1開催は実現不可能と考えているようだ。財政的に可能なのかと尋ねられたラザリは、以下のように答えている。
「シンガポールはカレンダー入りする前に、その選択肢をこちらに打診してきているはずだ。私が就任する前の話だが、どうやら我々は拒否したようだ。もう一度その選択肢があったら考慮するだろうか? 答えはイエスだ」
ラザリはセパンがF1のテスト会場として機能していく可能性をほのめかしたが、十分な関心が集まるかどうかは不確かだと話す。
「テスト会場としてのアイデアを模索している。だがファンが、テストを行うマシンを見に来たがるかどうかが定かではない」
「これにはコストの問題もある。MotoGPはテストに費用を払ってくれるので、いつもファンには無料で公開できている。これがF1でも可能かどうかはわからない」