AUTOSPORTweb / Translation: AKARAG

 しかしクビアトによると、トロロッソのポリシーでは、ドライバーふたりはレースごとに交代で相手を援護すると決められており、カナダGPではクビアトが援護を受ける番だったという。「そんなことはチームの全員が知っている」とクビアトは述べている。

 サインツJr.のコメントに対する感想を求められたクビアトは、「予選後の彼の振る舞いは正しくない」と反論した。

「予選のデータを見ると、僕に関してはトウによるタイムの伸びはゼロだった」

「予選での彼と僕のベストラップに違いはない。トップスピードもストレートスピードもまったく同じだ」

「彼はコーナーの後ろに幽霊でも見たんじゃないかな」

「僕たちは交代で助け合っている。そうして戦略が機能しているんだ。このレースでは僕が後ろに、次のレースでは彼が後ろにというふうにね」

「バクー(でのアゼルバイジャンGP)では彼がトウを使う番だけど、これからも予選で彼と協力し合いたいかどうか分からないな」

「僕の側からはすべてが空のように明快でとてもはっきりしている」

「もし疑問があるなら、僕のところへ来て遠慮なく聞いてくれればいいのに。そうする勇気があればの話だけど」

「もし十分勇気がないのなら、彼は君たち(メディア)のところへ行って話すだろうね。そうしていつもメディアに隠されたメッセージを送っているんだ」

 サインツJr.は、カナダGPの予選後にチームはミーティングを行い、彼の懸念について議論したとして、この件は今ではすでに「忘れ去られたこと」であると語った。

「(このことは)あまり話したくない」とサインツJr.は語った。「チーム内部にとどめることだ」

「自分の意見とあの状況での自分の考えをはっきり示した。あの時点では僕にとって間違いなく不公平な状況だと思った。あの手の(モントリオールのような)コースだと特にね」

「そうしたことを伝えて議論し、もう忘れてしまった。解決策を見つけたからね」
  
「(前に進むことができて)皆、満足しているよ」 

本日のレースクイーン

太田麻美おおたあさみ
2025年 / スーパーフォーミュラ
KDDIレースアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円