一方でバックマーカー側からは、あまりにも早いタイミングで譲ることを強いられると、自分たち自身のバトルに影響しかねないとの意見が出ている。
ドライバーたちの意見を聞いたF1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、今週末からブルーフラッグとライトを作動させるタイミングを少し早めることを決めた。バックマーカーとのギャップがこれまでの1.0秒ではなく、1.2秒になったときに正式な警告を行うということだ。
FIAは、この変更がバックマーカーに及ぼす影響を調査した後に、さらなる変更を行うかどうかを決める見込みだ。
木曜にチームに送られたホワイティングからのガイダンスには以下のように記されている。
「速い方のマシンが周回遅れになる見込みのマシンから1.2秒差以内に入ったとき、ブルーフラッグが遅い方のマシンに示され(さらにブルーライトパネル、ブルーコクピットライト、タイミングモニター上のメッセージも示される)、ドライバーは最初に訪れた、利用できる機会に後ろのドライバーにオーバーテイクさせなければならない」