その他にソフトを履いたのはウイリアムズ勢とハース勢など数台に留まった。14時4分にはベッテルがターン8でオーバーシュートしてランオフエリアに逃げる場面もあったが、リバースギアでコースに復帰して事なきを得た。

しかし14時10分、ペレスがターン8イン側の縁石に深く乗り上げすぎ、マシンが跳ねてアウト側ウォールに右フロントからクラッシュ。右リヤサスペンションがもぎ取れるほどの大きなダメージとなり、セッションは赤旗中断となった。
ユネスコ世界遺産にもなっている旧市街の城壁の内側へマシンを撤去しようとしたもののゲートを通らず、クレーンで移動させるために時間を要することとなった。
残り6分でセッションが再開され、ここではエステバン・オコンがターン1、ロマン・グロージャンがターン3でオーバーシュートする場面もあったが、ともにコースへ復帰。90分間のセッションを終えてトップはフェルスタッペンで1分44秒410。ハミルトンが記録した昨年のトップタイムに比べて2秒のタイムアップを果たしてきた。
リカルドも0.470秒差の2位につけ、ロングストレートで不利と思われたレッドブル勢が1-2。3位にソフトタイヤながら0.557秒差のベッテル、4位はクラッシュしたもののペレスが0.988秒差。
ハミルトンは1.087秒差の5位、ボッタスが1.327秒差の6位という結果になった。マクラーレン・ホンダ勢はストフェル・バンドーンが3.036秒差の15位、アロンソが3.141秒差の17位と低迷している。