フェルスタッペンはカナダGPでも素晴らしいスタートを切って表彰台圏内を走行していたものの、バッテリートラブルでリタイアとなった。結果は振るわないものの、運はこれから向いてくるとホーナーは信じている。
「彼はここ何戦かで厳しいレースを経験し、望みどおりとは言えない状況にある。だが私は、彼がもうすぐ大きな結果を出すだろうという感触を得ている」
「現時点で彼のドライビングは素晴らしいし、一段と良くなってきている。不運が続いたが流れは変わる。いつだってそういうものなんだ」
フラストレーションのあまりマシンのコントロールを失うような恐れはないかと尋ねられて、ホーナーは次のように答えた。
「公正を期して言うが、彼はそのようなことはしない。バクーに来てからというもの、週末の間はずっと好調だった。非常に優れた走りをしていて、第2セクターでは特に素晴らしかった」
「だから、そんなことになるとは思わない。彼は非常に成熟した19歳だ」
「成功に飢えているのは明らかだ。本人もそう感じているだろうし、それは良いことではないだろうか」
「彼はこのとてつもなくフラストレーションが溜まる経験によって成長し、より強くなって開花するだろう。私はそのことに何の疑いも抱いていない」