投稿日: 2017.06.30 19:25
ロン・デニスがマクラーレンと完全に決別。株式を手放し、役員の座から退任
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デニスが率いていた時代にマクラーレンは158回の優勝、17回のF1タイトル獲得という偉業を成し遂げた。デニスの指揮の下、1984年にはニキ・ラウダ、1985年、1986年、1989年にはアラン・プロスト、1988年、1990年、1991年にはアイルトン・セナ、1998年と1999年にはミカ・ハッキネン、2008年にはルイス・ハミルトンがそれぞれ王座に就いている。
6月1日に70歳を迎えたデニスは、声明のなかで次のようにコメントしている。
「マクラーレンの他の株主との間で合意に達したことを喜ばしく思う。これによりマクラーレンでの私の時代がふさわしい形で終わりを迎えることになる。今後は他の関心事に気持ちを集中していく」
「私がウォーキング(マクラーレン本拠)で過ごした37年間はマクラーレンの歴史におけるひとつのチャプターとみなされるべきであると、私は常々述べていた。マクラーレンがそのストーリーをさらに先へと進めるなかで、大きな成功を収めることを願っている」
今回の株式売却で、デニスは2億7500万ポンド(約400億円)を得る見込みであるとSky Newsは伝えている。デニスは企業や政府相手のコンサルタントの仕事や、チャリティー活動などを続けていくということだ。
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