更新日: 2017.07.11 18:59
ピレリ「タイヤの性能、耐久性が信頼され、アグレッシブな戦略もみられた」
2017年7月10日
プレスリリース
2017 F1オーストリアグランプリ決勝
・バルテリ・ボッタス、ウルトラソフト–スーパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略でポール・トゥ・ウイン
・スターティンググリッドに全3種類のスリックコンパウンドが登場
・スーパーソフトでスタートしたハミルトン、4ポジションアップに成功
・ブリスターの発生が見られたものの、性能への影響は無し
2017年7月9日、シュピールベルク
メルセデスのバルテリ・ボッタスが、1ストップ戦略でレッドブル・リンクでのレースを制し、今シーズン2勝目を挙げました。ウルトラソフトでポールポジションからスタートしたボッタスは、その後スーパーソフトへ交換しました。
スターティンググリッドにはオーストリアグランプリ用に選択された全3種類のスリックコンパウンド(ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフト)が登場し、数多くの1ストップ戦略が展開されました。
なかでも、グリッド降格ペナルティによって8番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンは、スーパーソフトからウルトラソフトと繋ぐ戦略で4つポジションを上げ、4位を獲得しました。
また、ウイリアムズのフェリペ・マッサとルノーのジョリオン・パーマーは、ソフト、ウルトラソフトと繋ぐ戦略でポジションアップに成功しました。
全長が短く、コーナーが少ない特性のレッドブル・リンクで、今シーズン最速の平均スピードが計測されました。ブリスターの発生が見られたものの、ラップタイムに影響を及ぼすほどではありませんでした。
ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント
「非常に高速な平均スピードと雨が降らなかったことで、ブリスターの発生も見られましたが、性能への影響はありませんでした。それは、レース終盤にファステストラップが計測されたことからも明らかです」
「1ストップが主流となったなか、多彩な1ストップ戦略が展開され、ポジションアップを狙ってユニークな試みを実行するドライバーも見られました」
「ウルトラソフトでのロングランに代表されるように、上位から下位まで、戦略のオプションは全体的にアグレッシブなもので、各チームがタイヤの性能と耐久性を信頼していたことを示しています」