フェルスタッペン自身も、イタリアのAutosprint誌の取材に対し「僕には契約があるし、チームが良い仕事をしてくれると思っている」と答えた。
「だけど、パッケージ全体は成果を出せるものでなければいけない。今のところ、そうなっていないと思うんだ。ストレートで最速なのが、僕たちのマシンでないことは明らかだ」
「いまは本当に良くない時期だし、僕自身すごく失望している。でも、まだたくさんのレースが残っている時期なのだから、チームのみんなが前へ進めるように鼓舞することが大切なんだ」とフェルスタッペンは付け加えた。
ホーナーは「いろいろな憶測が飛んでいるが、我々のドライバーたちには一切問題がない。ふたりは素晴らしい仕事をしてくれているし、彼ら以外のドライバーを乗せたいとは思わない」と述べた。
ただしホーナーは、現状では今季のコンストラクターズ選手権を勝つ見込みがなくなったことは認めている。
「チャンピオンシップ制覇については、考えるまでもなくなった。今は上下どちらのチームからも離れたところを単独で進んでいる」
「いまは改善できた部分に、さらに積み重ねていく作業に集中している。特にバルセロナ以降はそういうスタンスだ。シーズン後半戦を、前半よりも競争力の高いチームとして戦うために努力している」