AUTOSPORTweb / Translation: Yasuo Miyake/AKARAG

 F1のファンはより大音量のエンジンを望んでおり、ブラウン自身も同意見だ。当然そうしたファンの声には耳を傾けているものの、高回転型の自然吸気エンジンを復活させる計画はないという。

「自然吸気エンジンに戻したいというファンが多くいる。それに対する質問は『なぜそれが必要なのか?』であり、 その答えはエンジンノイズや回転音に感情をかき立てられるからだ」

「では、そうしたノイズや回転音を備えた、感情に訴えかけるようなハイブリッドエンジンが作れるだろうか?  これはF1が成功するための主要な要件なのだから、F1に携わるマニュファクチャラーは理解しているはずだ」

「誰も見ないのであれば、技術を実証するエンジニアリング作業をすることに意味はない。マニュファクチャラーは(市販車との)関連性を保ちつつ、ファンの感情に訴えかけるという要素との間でバランスを取らなければならないことに、気づいている」

「心情的にはどうであれ、将来の新しいエンジンを自然吸気のV12に戻すことはない。けれども現行のエンジンよりもエキサイティングかつ、親しみやすいものになるだろう」

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