投稿日: 2017.08.29 11:21
更新日: 2017.08.29 11:36
更新日: 2017.08.29 11:36
フェラーリ不利説を覆すベッテルの好走も、熱戦を制したハミルトンに軍配【今宮純の視点】
Jun Imamiya
10周目あたりからハミルトンの左前輪にブリスター症状が出始め、12周目にウルトラソフトをソフトに交換。ベッテルは14周目に同じソフトへ。インラップではベッテルが0.5秒速く、アウトラップではハミルトンが0.3秒速く、両者互角。
その直後15周目にハミルトンが1分50秒380、ほぼ1秒もダウン。16周目も1分50秒303、セクター2でリズムを狂わせ中速コーナーで膨らむラインミス。
ベッテルが0.949秒差、0.946秒差にまで接近。何が起きているのか。OAされる無線はなかったが小さなミスによってコーナー速度が落ちこみ、それによってタイヤ温度が変化、何らかのハンドリング影響があった(のではないか)。
しかし、さすがハミルトン、18周目には1分48秒台ペースに戻し、再び1.5秒プラスのギャップを保つ。44周レース中盤にあったこの攻防、チャンピオンシップを競う二人ならではの濃密さだ。