「彼ら(ホンダ)が去らないことを心から願っている」とトッドは語り、今週、ホンダの関係者と話をしたことも明らかにした。
「私が理解しているところでは、マニュファクチャラーは3チームを超える相手に供給することはできない」
「(ホンダがいなければ)単純計算で3かける3は9で、エンジンがないチームがひとつ出てくる。そういう事態を我々は望んでいない。それを避けるレギュレーションを作ったが、それは6月前に適用する必要があった」
「あるひとつのチームは(エンジン)契約を持っている。その状況を見ていきたい。今の段階で明確になっていないことについてコメントするつもりはない。だが全員がこのビジネスにとどまれるようにするために私が関与できるのであれば、そのために最善を尽くすつもりだ」
メルセデスとフェラーリにはマクラーレンにパワーユニットを供給する意志がなく、現在3チームに供給するルノーも、提携先を4チームに拡大するつもりはないと、マネジングディレクターのシリル・アビテブールが発言している。
しかしトロロッソがルノーからホンダにスイッチする場合には、ルノーはマクラーレンに供給する余裕が出てくることになる。そうでなければ、マクラーレンはホンダ以外にはパワーユニットは得られないことになる。
トロロッソは2018年のエンジンについて確定する期限をイタリアGP決勝日の3日日曜18時に定めていると伝えられていたが、決勝終了直後の時点では新たな情報は出てきていない。