投稿日: 2016.05.15 03:55
更新日: 2016.05.15 12:19
更新日: 2016.05.15 12:19
GP2レポート:松下は接触やピット作業ミスで12位。それでも「戦っていける」
Text:Mineoki Yoneya
5月14日、F1スペインGPと併催のバルセロナで、GP2の2016年シーズン開幕戦が行われた。しかし、昨年の王者ストフェル・バンドーンを引き継ぎ、カーナンバー1を背負ってチャンピオンを目指す松下信治にとっては、すべてが噛み合わないレースになってしまった。
まず金曜夕方の予選では直前に雨が降り出し、1回目のランはアタックのタイミングが早すぎた。逆に2回目のランは早めにアタックしたものの、その後に雨が完全にやんでしまい、さらにはトラフィックに引っかかって8番手タイムに終わってしまった。不運は重なるもので、アタック後に他車を妨害したとして、3グリッド降格のペナルティまで科されてしまった。
11番グリッドから臨んだ土曜午後のレース1では、まわりのドライバーのタイヤ選択を見て、スタートにハードタイヤをチョイス。好発進で8番手まで浮上して松下らしさを見せたが、ターン5で後方から無理な飛び込みをしてきたセルジオ・カナマサスにぶつけられて右フロントのホイールリムを破損してしまう。
これで松下は10番手に後退、それでも「内圧が半分くらいに下がった状態だったんですけど、なんとか走り続けることができました」と、前との間隔をコントロールしながらタイヤを労って走った。