☆☆ マックス・フェルスタッペン(リタイア/10位)
心境に変化を感じる。完走が許されない状態に各セッションで、タイム重視の疾走を心掛けているかのよう。レースもスタートからさらなるアグレッシブ・モード。たとえるなら80年代前期ロータスでリタイアが続いていたころのアイルトン・セナみたい。壊れるならば己の速さを示すのみ、そう映る。
☆☆ キミ・ライコネン(4位/5位)
意図的ではないが結果的にセバスチャン・ベッテルのナンバー2のようなレースが続いた。直面する相手はバルテリ・ボッタス、スパでは抑え込んだがモンツァでは競り負けて引き分け。終盤戦、ますますフィンランド対決が激化するだろう。

☆☆☆ バルテリ・ボッタス(5位/2位)
この2連戦を失速気味でいたのは否めない。しかしモンツァ決勝で“復調”、2位を固め最終ラップに自己ベストタイム、今季3度目のメルセデス1-2。このままチーム・プレイヤーに徹していくか。
☆☆☆ エステバン・オコン(9位/6位)
セルジオ・ペレスとの不和説に惑わされず戦う姿勢は、新人とは思えない芯の強さ。スタートよし、ブロックもよし、バトルもよし。何度も言っているがデビュー22戦全完走記録はいまどきのルーキーのベスト・パフォーマンス。