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投稿日: 2017.09.21 08:27
更新日: 2017.09.21 08:32

マクラーレンF1、ホンダとの別離を悲しむも「チームの信用が地に落ち、最悪の3年間だった」


F1 | マクラーレンF1、ホンダとの別離を悲しむも「チームの信用が地に落ち、最悪の3年間だった」

 ブーリエは、Formula1.comのインタビューにおいて、ホンダとの契約を解消するという決断に向かって行った決定的瞬間はいつだったのかと聞かれ、今年のプレシーズンテストの後だったと答えている。

「今シーズンに向けて同意していた目標を彼らは今回も達成できないだろうことが明らかになった。夏までに、このまま続けるか続けないかの決断を下さなければならないと分かった」

 この3年で名門マクラーレンは信用を失ってしまい、まさに最悪の状況に陥ったとブーリエは述べ、ここから立ち直るには時間がかかるとの覚悟を示した。

「過去3年を振り返れば、チームの信用、そして新しいスポンサーを獲得するという面でまさに最悪の状況だった」

「長期的な見方をする必要がある。これからの5年で、マクラーレンはふさわしい位置に戻ることができると、私は確信している。復活することで、信用を取り戻し、スポンサーのラインアップを立て直すことができるだろう。それには2、3年かかるかもしれない」

 ホンダから提供される資金を失っても、別れる決断を下さなければならなかったとブーリエは考えている。

「今、我々はランキング9位だ。トップのエンジンを積んでいれば、今、4位だったと思うし、FOMからの分配金で、エンジン側からの資金をカバーできただろう。つまり金銭的な面で大きなリスクはない。株主は勇敢にも、スポーツ面を考え、マクラーレンに傷をつけないような選択をした。彼らは『ホンダが目覚めるまで待とうではないか』と言うこともできたのだ」


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