同じくスーパーソフトを履くマックス・フェルスタッペンがソフトのハミルトンを上回って1分29秒181のベストタイムを記録するが、連続走行でアタックを続けていたハミルトンが1分29秒047まで伸ばして再逆転し首位に立ち、ライコネンも0.116秒差の2番手に付ける。

しかし6番手ダニエル・リカルドまでが0.428秒以内にひしめき、中団勢からはフォースインディアが頭ひとつ抜け出しているものの、それ以下は大接戦となっている。
残り3分を切ったところで8番手エステバン・オコン以外の全車が2回目のアタックへ向かう。しかし残り1分18秒というところでロマン・グロージャンがターン3イン側の縁石に引っかけてバランスを崩し、続くコーナーのライン取りが厳しくなってターン5でワイドになりターン6アウト側バリアへクラッシュしセッションは赤旗終了。
これで1台もタイム更新はできず、グロージャン、ガスリー、ストロール、ザウバーの2台がQ1敗退となった。
Q2は各車がスーパーソフトタイヤでコースインする中、Q1とは逆にライコネンとボッタスは明日の決勝スタートタイヤを意識してソフトタイヤでコースイン。ハミルトンは1回目のアタックで1分27秒819を記録しコースレコードを1秒以上も更新するタイムを叩き出した。
ベッテルは0.663秒差で2番手、ソフトタイヤのボッタスが0,724秒差で3番手につけ、4番手にはフェルスタッペンがつけたが0.928秒差をつけられた。
FP2がウエットになったことでタイヤが余っているため、残り3分で上位勢も含めて各車とも2回目のアタックに向かう。ここでボッタスはスーパーソフトを履いてコースインしたが、タイムを更新していないため決勝のスタートタイヤはソフトのままだった。

最後のアタックでタイムを更新してオコンが7番手、ペレスが8番手、マッサが9番手、そしてアロンソが10番手でQ3に進出し、ストフェル・バンドーンは11番手でQ2敗退となったが、アロンソのグリッド降格が決まっているためタイヤを自由に選べながらも10番グリッドからスタートできる権利を手にした。