ルノーからの最後の参戦となる週末、パワーユニット交換によってグリッド降格のペナルティを受けたことで、彼の運命はスタートシグナルが消える前に決まってしまった。
「ここでエンジンペナルティを受けることになるのは分かっていた。18番グリッドからスタートして12位でフィニッシュというのは、ほぼ僕たちの実力通りだと思う」
「あともう1周あったら、終盤は(フェリペ・)マッサより4秒速いペースで走れて、すぐ後ろにつけられただろう。だから、もしかすると1ポイント稼げていたかもしれない。とはいえ、チェッカーフラッグを見られてよかったよ」
パーマーの成績は、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを上回るものだった。ヒュルケンベルグはDRSのトラブルにより40周目でリタイアしており、レース後に以下のように語っている。
「残念なことだよ。DRSの小さな金属製のコンポーネントが壊れて、開いたままになってしまったんだ。絶好のチャンスを逸してしまったので、なぜ壊れたのかを調べるつもりだ。今日はたくさんのポイントを獲得できたはずだったのにね」