「空力か機械の面で何か問題がある」とラウダはKronen Zeitung紙に語った。
「マシンに安定性がないのだ」
「(チームメイトから)1秒以上も遅れているときは、タイヤの作動温度領域のことなど考える必要はない」とラウダは付け加えた。
「つまり、警鐘が鳴り響いているということだ」
ハミルトンとメルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフはいずれもマレーシアGPで、W08には“得体の知れない異常”や“根本的な問題”があったと考えている。日本GPでラウダは「まだ解決策が見つかっていない」「鈴鹿では異なるセットアップを試し、それで以前の調子が戻ることを期待している」と述べており、予選でハミルトンとボッタスが1-2を達成、ハミルトンは優勝を飾った。しかし日本GP後もチームは警戒感を解いてはいない。
ラウダは、ハミルトンもボッタスが悩まされてきている同じ問題に影響を受けていると付け加えた。
「これは簡単に説明がつく」と彼は説明した。「マレーシアGPで、ルイスはマシンをコース上に維持するのに骨を折ったと言っていた。それでも上位に食い込んだのは、彼の才能のおかげだ」
「一方でボッタスは安定したマシンを必要としている」とラウダは付け加えた。「我々は彼にそうしたマシンを与えることができていない。これは我々の落ち度だ」
ボッタスは日本GPではマレーシアよりもずっとマシンの感触が良かったとして、このまま調子を取り戻していきたいと語っている。