ライコネンは42周目のバックストレートでDRSを使いターン12のインに飛び込んでようやくボッタスをパス、2番手に浮上した。しかし2ストップ作戦でスーパーソフトに換えたベッテルとフェルスタッペンは1秒以上速いペースでライコネンとボッタスを追いかけていく。

50周目にはベッテルがボッタスの背後に追い付き、51周目のターン1へアウトから並んでアプローチし立ち上がりで抜き去って3番手を奪い取った。フェラーリはライコネンにベッテルを先行させベッテルが2番手に浮上する。
ボッタスは52周目にフェルスタッペンにターン12でインに並ばれ、僅かに接触してコースオフ。フェルスタッペンに先行されたボッタスは後方のギャップが開いているためここでピットインして安全策を採った。
フェルスタッペンは最終ラップのターン16でインを突いてライコネンの前に出て3位をもぎ取ってみせた。しかしフェルスタッペンはイン側にコースをはみ出しトラックリミットを超えて抜いており、5秒加算ペナルティが科されたため4位に降格となった。

ハミルトンは最後まで一人旅で優勝、今季9勝目を挙げた。これによりメルセデスAMGの4年連続のコンストラクターズタイトルが決定した。
2位にはベッテル、ライコネンが3位表彰台を手にした。ボッタスは5位、オコンはサインツを抑え切って6位、マッサを抑え切ったペレスが8位、3戦ぶりの復帰となったクビアトが10位で第5戦スペインGP以来のポイントを獲得した。
バンドーンはタイヤのタレたハース勢を抜いたもののストロールに逆転されて12位でレースを終えた。