フェルスタッペン「大きな誤りを指摘するのはF1ドライバーの務め」。ペナルティ批判を取り消さず
フェルスタッペンが言う「愚かなスチュワード」とは、ギャリー・コネリーであると考えられている。フェルスタッペンは、2016年メキシコGPで、コースをショートカットした際に後ろを走っていたセバスチャン・ベッテルにポジションを譲らなかったとして、5秒加算のペナルティを科されて3位から降格された。この時のスチュワードグループのなかにもコネリーが含まれていた。レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、「去年のメキシコと同じスチュワードがいたのは偶然ではない」と発言している。
フェルスタッペンは、おそらくコネリーのことを、オランダのスラングを使って「ばか」と呼んだが、これについて決勝翌日に聞かれ「気持ちが高ぶっている時に言ったことだ」とZiggo Sport Totaalに対して語った。
「もう怒っていない」とフェルスタッペンはDe Telegraaf紙に対してコメントしている。
「僕はすごいレースをした。今は、そういう思いの方が圧倒的に大きい。でもスチュワードのことを“ばか”と言ったことについては撤回するつもりはない」
「あれはフェアではなかった。僕もレッドブルも控訴することができないんだ」
「そんなのばかげている。変える必要があるよ。ドライバーの僕には、F1で何か大きな誤りがあったときにはそれを指摘する義務がある。あれは大きな誤りだった」
スチュワードへの発言を取り消すつもりはないと言ったフェルスタッペンだが、「あれは興奮しているときに言ったことで、暴言を吐くつもりはなかった。誰かを傷つけるつもりはなかったんだ」とも述べている。