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 マルキオンネは、コスト削減自体は支持しているが、2021年以降の方向性については、フェラーリとして合意できない部分があると述べている。

「リバティはいくつか立派な心構えを示している。そのひとつはチームが活動するためのコストを削減することだ。これについてはいいと思う」

「だが戦略的発展について意見が一致しないようだ。我々は2021年のこのスポーツに関して異なる考えを持っている。従って、フェラーリはなんらかの決断を下さざるを得ないだろう」

「それがブランドと市場の維持、フェラーリ特有のポジションの強化においてプラスになるような環境でなければ、フェラーリは参戦しない。それをはっきりさせておきたい」

 1950年からF1活動を続けているフェラーリだが、これまで何度か、F1撤退の脅しをかけたことがある。実際にF1撤退という決断を下した場合、その責任を負った立場としてどういう気分になると思うかと聞かれ、マルキオンネは「最高の気分だろう。それに代わる戦略を考えていく。より理にかなったものをだ」と答えた。

 一方でマルキオンネは、今後の協議の行方に注目していきたいとも述べている。来週火曜にはF1ストラテジーグループ会合が開催される予定だ。

「来週火曜には会合が行われる。その結果を見ていく」

「私はストラテジーの会合に出席していくつもりだ。このビジネスに関して大きな意味を持つものだからだ。誤った選択が進展していくことの経済的影響は、フェラーリにとってきわめて大きなものになる」

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