更新日: 2016.05.28 10:29
マクラーレンはモナコへの自信を見せるも、周囲からは懐疑的な見方
ウイリアムズのフェリペ・マッサは、F1モナコGPで「マクラーレンがフェラーリに勝るペースで走れる」という考えは、楽観的すぎると見ている。
エンジンのパワー不足が大きな影響を及ぼさないモナコは、今季マクラーレンが目立った成績をあげる最大のチャンスだと考えられている。チームのレーシング・ディレクターであるエリック・ブーリエは、タイトル獲得を狙うフェラーリをも出し抜くことができると考えている。しかし、マッサは「マクラーレンは浮かれている」と言う。
「いい走りができるかもしれないが、いまはトップチームを打ち負かすことは不可能だ。エンジンの問題ではなく、マシンの問題だ。メルセデスやレッドブル、フェラーリのようなマシンを持っているとは思えない。このコースで、いい走りをするマシンではあるかもしれないが、トップチームに勝てるようなレベルではないよ」
ブーリエは、マクラーレンのシャシーは現在のF1でメルセデス、レッドブルに次いで3番目に良いものだと認めている。その評価によれば“マクラーレン以下”ということになる、トロロッソのカルロス・サインツJr.は、マクラーレンはモナコで能力を証明する必要があると語る。
「多くの人々が、今後マクラーレンがどれだけ強くなっていくかについて話をしている。マクラーレンは常に進化を続けていて、モナコの低速パートは彼らにとってすごく有利になるかもしれない。ここでは1年で最も激しく中団グループの戦いが繰り広げられることになる。フォース・インディアのメカニカル・グリップは常に良く、僕らには多くのダウンフォースがあって、きっと助けになる。マクラーレンは2速で回るコーナーが良いんじゃないかな」
サインツJr.による戦力分析は続く。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています