将来のF1チャンピオンとみなされ、高く評価されていたクビカだが、2011年の開幕前にラリー出場中に重傷を負い、それ以来F1から遠ざかることになった。しかし今年、ルノーのもとでF1テストを開始、8月にはハンガロリンクでのF1合同テストでルノーの2017年型マシンを走らせた。ルノーはクビカのパフォーマンスを称賛していたものの、2018年に向けてニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツJr.のペアを起用することを決定。そのためクビカは他にチャンスを求め、ウイリアムズとの交渉を開始した。10月には2回にわたりウイリアムズでプライベートテストを行ったが、詳細は明かされていない。
今年、クビカのマネジメントチームに2016年F1チャンピオンのニコ・ロズベルグが加わり、クビカのF1復帰を実現させようとしており、高額のスポンサーパッケージをまとめたともうわさされている。
クビカ以外の候補としては、ウイリアムズのリザーブドライバーであるポール・ディ・レスタ、メルセデスがサポートするパスカル・ウェーレイン、トロロッソからシーズン途中で解雇されたダニール・クビアトらが名を連ねている。