アロンソを「他のドライバーとはかけ離れた才能の持ち主」として高く評価するウエーバーは、今月、デイトナ24時間レースに初挑戦するアロンソが、苦もなく耐久レースという新しい環境になじむだろうと、予想している。それでもル・マンに十分な準備をすることなく臨むべきではないという。

「ル・マンに本気で取り組み、集中し、3週間前から取り組み、その年は他のことを忘れる。そうでなければダメージを受けるリスクがある」
「ル・マンは、レースの何日も前にスタートするんだ」
「日中に走り、夜間に走り、パレードに出席し、エンジニアとミーティングをし、チームメイトとどのように分担するか、時間のロスなくマシンの引き継ぎをするやり方などについて話し合う」
「精神的にすべてを注ぎ込む必要がある。それだけの価値があるかどうかを理解するという意味では、アロンソがデイトナに出場するのは正しいと思う」
「あらゆることを分析し、必要なことをすべて理解することだろう。その上で、彼は正しい決断を下すはずだ」
2015年にはニコ・ヒュルケンベルグがフォース・インディア時代にル・マンに初挑戦し、勝利を収めた。しかしウエーバーは当時のヒュルケンベルグと今のアロンソでは状況が異なると考えている。
「(ヒュルケンベルグが所属していたのは)F1のトップチームではない。プレッシャーが全然違う」
「一方でル・マンではトップチームで走れたから、かなり楽な状況だった」