今回の会合では、FIAとFOMのスタッフがチームに雇われる場合の“ガーデニング休暇”の最低限の期間を新たに定めるべきであるという提案もなされたが、これも却下された。
2017年、ルノー・スポール・レーシングは、FIAの技術部門の責任者を務めたマルチン・ブコウスキーがエグゼクティブディレクターとして加入することを発表した。ブコウスキーはF1各チームに関して2018年マシンを含む技術情報にアクセスする権限を持っていたため、彼がスイスの雇用法に基づく3カ月のガーデニング休暇のみでルノーに加入することに、ライバルチームは反発し、FIAに対して強い懸念を訴えていた。
その後、ルノーはガーデニング休暇を6カ月に延長することに同意、ブコウスキーの正式な加入を4月1日と定めた。
この問題について、ストラテジーグループ会合で再度協議がなされたが、ガーデニング休暇の期間についての規定には変更がなされず、紳士協定による期間延長については合意がなされたということだ。