インドの実業家ビジェイ・マリヤは、スパイカーを買収して2008年にF1に参入、チームを「フォース・インディア」と名付けた。しかし最近ではマリヤは、「インド」が名称に入っているとスポンサーを獲得するチャンスが限定されるため、変更を考えていると繰り返し述べていた。
「いくつかのスポンサー候補から、(名称を)変えなければ契約することはできないと言われた」と今月、マリヤは語った。
「スポンサーを務めるなら、特定の国に結びついていないチームと契約するというのだ」

2017年5月から6月にかけて、英国において「フォース・ワン」を含む名称の複数の新たな株式会社、フォース・ワン・グランプリ、フォース・ワン・レーシング、フォース・ワン・チーム、フォース・ワン・テクノロジーズ、フォース・ワン・ホスピタリティ、フォース・ワン・ブランドが登録され、そこに記載されている取締役は長年マリヤとつきあいのある人物であることが明らかになった。そのため新名称は「フォース・ワン」になるとの推測が持ち上がったが、この名称は「フォーミュラ・ワン」と類似していることからF1側から却下されたといわれている。
その後、2017年11月には「フォース・フォーミュラワン・チーム・リミテッド」の登記も行われており、これが新名称になる可能性があると、Auto Motor und Sportは推測している。