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■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝=5位

 ドライビングと集中力の面で、本当にタフなレースだった。

 セーフティカー先導でレースがスタートした。視界はほぼゼロだった。その後インターに履き替えたけれど、今週末このタイヤを使うのは皆、それが初めてだった。誰にとっても未知の領域だったんだ。

 ドライタイヤに換えた後も、路面の乾いたラインはとても細くて、ラインから0.5センチ外れただけでクラッシュしてしまっただろう。今日はミスすることは一切許されなかった。

 それでも僕らはいい結果を達成した。2台揃ってポイント獲得というのは、それなりに満足すべき結果だろう。僕らはしっかり進歩し続けている。今回のリザルトは、僕らが達成してきたことを証明している。正しい方向に向かっているんだ。
 
 まだ目指す位置にはいない。僕らが望んでいるのはトップに立って、優勝や表彰台を争うことだからね。でも今の物事の流れには満足している。

2016年F1第6戦モナコGP フェルナンド・アロンソ
2016年F1第6戦モナコGP フェルナンド・アロンソ

(決勝の間)一時は表彰台も可能かもしれないと考えた。ピットストップの後、残り50周の段階で5番手だったんだ。トリッキーなコンディションだったから、このまま生き残れれば可能かもしれない……少しの間だけど、そう考えた。

(Crash.netに語り)前で2台リタイアが出たら(表彰台に上がることが)可能だと思ったんだ。一瞬、そう思ったけど、結局それは不可能だったね。

■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=6位

 挽回してある程度のポイントを稼いだとはいえ、僕にとっては少々残念なレースだった。最初のピットストップのタイミングが悪かったと思う。それでトラックポジションを失い、ちょうどコースが混んでいるところへ出てしまったからだ。

 結局、それからずっとトラフィックから抜け出せず、僕のレースはその時点で損なわれた。今日はポディウムに上がれるだけのペースはあっただけに本当に悔しい。だが、それもまたレースであり、特にモナコでは良くあることだ。

 それでも最終ラップの最後のコーナーで、何とか(ニコ・)ロズベルグを抜くことができた。タイヤはすり減っていたし、ちょうど小雨が降り始めたところで、クルマを真っ直ぐに走らせるだけでも容易ではなかったけどね。僕の方が最終コーナーの立ち上がりが良くて、フィニッシュラインでの差はちょうどクルマ1台分くらいだったと思う。

 でも、総じて言えば、やはり僕としては大きなチャンスを逃したと感じている。クルマはドンピシャに決まっていて、自信を持ってドライブできたし、フィーリングも良かったけど、それを結果につなげないと意味がない。

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