■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ジェンソン・バトン 決勝=9位
序盤数周のウエットコンディションではマシンがほぼ走れないような状態だった。リヤタイヤに熱を入れることがなかなかできず、ブレーキを踏むたびにリヤホイールがロックし、少し恐ろしい状況だった。
正しいタイミングでインターミディエイトに交換した。最初の判断は難しかった。僕はタイヤに関する判断を下すのがすごく得意だけど、ここは1周がすごく短いし、皆が続いて僕と同じように動いたので、大きな差は出なかった。その後、パスカル(・ウェーレイン)のマノーに引っ掛かり、オーバーテイクすることができなかった。
僕らは戦略面で正しい判断をしたと思う。それに伴ってトラフィックの影響を受け、少しロスした。それは僕にはどうにもならなかった。でもチームが正しい判断を下したことは確かだ。
今日はたくさんポイントを獲得できた。ドライだったらこれだけのポイントをつかむのは無理だっただろうからよかったよ。

(タイヤ交換の後、ウェーレインの後ろに出たことについて語り)チームと僕のコミュニケーションがあまりうまくいかなかった。マノーがいると知っていたら、(あのタイミングで)僕はピットに入らなかったと思う。このコースでは抜くのは不可能だからね。
彼ら(チーム)は(ウェーレインが近いうちに)ピットインすると予想していたんだろう。でもそうではなかった。
タイヤのパフォーマンスという点では正しい判断だったが、トラフィックという面でよくなかった。
(F1iに対して語り)マノーの前でコースに復帰すべきだった。ラップタイムが4秒違ってもオーバーテイクが不可能だった。だからあれはちょっとしたミスだ。
でもチームのため、自分のために僕はレースをしている。チーム全体にとって素晴らしい結果だったと思う。
このポイントは僕らが競争力が高かったためにつかんだんじゃない。正しい判断をしたからつかめたんだ。
■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 決勝=10位
難しい一日だった。ウエットでスタートし、ラップタイムが1分40秒台から次第に上がっていくというレースだった。完走するのが困難なレースだったと思うから、なんとか最後まで走り切れたのはポジティブな要素といえるだろう。
ここまでで今年一番きつい週末だった。1点でもノーポイントよりはいい。