更新日: 2018.01.26 14:09
アロンソがデイトナで初の予選アタック「最初の2ラップは生き残ることに懸命だった」
空は青いが気温は低いコンディションで予選は行われ、全長3.56マイルのコースで1分36秒083をマーク。ポールポジションを獲得したのは31歳のオランダ人ドライバー、レンジャー・バン・デル・ザンデだった。昨年のデイトナ24時間でデビューウインを飾り、シリーズチャンピオンにも輝いたコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックに乗ってのものだった。
合同テストでの予選は今週末の本番での使用ガレージを決めるためのものだったが、今日の予選でもアタックはアロンソが担当。プロトタイプマシンで初めて挑んだ予選での結果は13番手となった。これはスポーツカー経験を持つドライバーたちを集めたチームメイトの32号車リジェを上回るリザルトだ。
アロンソは「走り出しの最初の2ラップは生き残ることに懸命だった。熱が入る前のタイヤはグリップが低い。リスクを最小限に留めてアタックの時を待った。そして、最後の2周で勝負し、思い切りアタックした」とスポーツカーでの初予選を振り返る。
「いい仕事ができたと思うよ。自分たちのパフォーマンスには満足している。しかし、まだスピードは足りていないね。自分たちよりも高い能力を発揮しているチームも多くある」
「しかし、レースは24時間と長い。そこでライバルたちとの差を詰め、競争力を見せたい。僕たちは新しいチームだし、ドライバー3人のうちで自分を含めたふたりがルーキーなのだから、多くを学ばなくてはならないんだ」と話した。
また、「ル・マン24時間と同じように、デイトナ24時間に対しても僕は敬意を払いたい。多くのドライバーとチームが伝統あるレースにおいて豊富な経験を重ねてきている。今日の予選で僕たちは彼らのうちのいくつかのチームよりも上位のポジションを手に入れた。少々驚きであると同時に、自分たちの成績を喜びたい」と語った。
レースに向けては、「24時間レースだから予選は重要ではない。長いレースで力を発揮できることを楽しみにしているんだ。予選を終え、決勝に向けてとてもエキサイトしているよ」と話し、ナイトプラクティスで5番手につける活躍を見せた。
デイトナで非常に重要な意味を持つ夜間走行で、彼はトップと0.3秒差という速いラップをマーク。あとはそれをどれだけコンスタントに記録し続けられるか。そして、チームメイトたちにも同じパフォーマンスが要求される。